新青年版世界探偵小説全集 | 新青年編輯部編 | 博文館 | 昭4-5年全初版 | 黒色布装、箱は2冊でひとつ | 文庫サイズ | 全24巻 | 一括48万円 |
万国の読書人よ震撼せよ!日本初の体系的探偵小説全集!!全冊箱入り揃い!!帯は切り取って見返しに貼りつけ!君よ!ひと眼なりとも勢揃いを目撃したことがあるか!? 乱歩集の帯に曰く「探偵小説の王者日本一の變態性作家江戸川亂歩の眞に自信ある傑作選集。折りから三伏。妖しき情熱に身も心も熔け盡くる思ひあらん」と。 二十四冊の妖艶なる霊気たるや、一世紀後の今日においていやまさり発熱す!春まだ遠きこの節なるも、噴き出す炎に焦がされ諸氏も身と心を蕩かせ尽くせ!! |
新青年版世界探偵小説全集 | 新青年編輯部編 | 博文館 | 昭4-5年全初版 | 黒色布装、箱は2冊でひとつ | 文庫サイズ | 全24巻 | 一括48万円 |
万国の読書人よ震撼せよ!日本初の体系的探偵小説全集!!全冊箱入り揃い!!帯は切り取って見返しに貼りつけ!君よ!ひと眼なりとも勢揃いを目撃したことがあるか!? さらには君よ!この書の帯を眼にしたことがあるか!?剛者そろいの斯界の先達たちに訊いても、ただのひとりも目撃者がおらぬ。そもこれが<帯>であるのかどうかさえ、いっこうに判然とせぬ。もしや、地上に残されたただひとつの<帯>であるのか!?詳細承知の方は御教示願いたし!!目撃情報なりとも請う!! おそらくは森下雨村、水谷準、あるいは横溝正史が筆を執ったであろうこの<帯>は、じつに読みごたえがある。絶望書店では順次この<帯>を諸氏に紹介してゆきたい。期待せよ!! まずはエドガア・ポオ集の<帯>。平林初之輔と森下雨村の関係が窺えるびっくりマーク三つに注目せよ!!! 「米國の産める唯一の芸術家ポオの傑作を網羅す。而も譯者は當代の権威。一字一句をも忽諸にせざる完全譯!!!」 |
新青年版世界探偵小説全集 | 新青年編輯部編 | 博文館 | 昭4-5年全初版 | 黒色布装、箱は2冊でひとつ | 文庫サイズ | 全24巻 | 一括48万円 |
万国の読書人よ震撼せよ!日本初の体系的探偵小説全集!!全冊箱入り揃い!!帯は切り取って見返しに貼りつけ!君よ!ひと眼なりとも勢揃いを目撃したことがあるか!? さらには君よ!この書の帯を眼にしたことがあるか!?剛者そろいの斯界の先達たちに訊いても、ただのひとりも目撃者がおらぬ。そもこれが<帯>であるのかどうかさえ、いっこうに判然とせぬ。もしや、地上に残されたただひとつの<帯>であるのか!?詳細承知の方は御教示願いたし!!目撃情報なりとも請う!! 上記の告知を掲げてから早一箇月になんなんとするが、ひとつも目撃情報が到達せぬ!諸氏等は真実これが残されし唯一の<帯>だと認めてしまうつもりである哉?!このままではただでさえ大言壮語の絶望書店主人はますます増長し、舐めた値のこの書を100万円まで吊り上げるやも知れぬ!諸氏は黙ってこの暴挙を見過ごすつもりである哉?! この棚まで辿り着いた諸氏は、それぞれにミステリーの地平に於いて選ばれし民であろう。この道にかけては素人同然の絶望書店主人の高慢を、いつまでも赦しておいてもよいのか!?さらにはかほどの情報さえ掌にできぬのは、君も我もともに電網を介し本を縁に契りを結んだ甲斐がないではないか!!諸氏よ奮い立て!!! 而して今回は諸氏の奮起をうながさんがため、ドウーゼ集の<帯>を紹介せん! 「明察神の如きカリング探偵に向つては悪魔といえども一歩を退く。永遠の謎と見えたる怪事件の眞相やいかに?」 諸氏よ!真相を解明し、悪魔を退けよ!!! |
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万国の読書人よ震撼せよ!日本初の体系的探偵小説全集!!全冊箱入り揃い!!帯は切り取って見返しに貼りつけ!君よ!ひと眼なりとも勢揃いを目撃したことがあるか!? さらには君よ!この書の帯を眼にしたことがあるか!?剛者そろいの斯界の先達たちに訊いても、ただのひとりも目撃者がおらぬ。そもこれが<帯>であるのかどうかさえ、いっこうに判然とせぬ。もしや、地上に残されたただひとつの<帯>であるのか!?詳細承知の方は御教示願いたし!!目撃情報なりとも請う!! あまねき読書人よ戦慄せよ!ミステリーマニア震撼の超弩級爆弾と称しこの書を投下し、上記の告知を掲げてから半歳以上を経て、さるひとりの通人より便りが到達した!やはり、箱入り帯付き勢揃いは他処にも残存す!しかも月報まですべて揃った完全本である! 何より驚愕すべきは、帯が<帯>の形態を保っているという事実である!彼方が透けて見えるほど薄き紙片が、一世紀の時空を超越し世紀末に蘇ろうとは・・・。かの通人を含めし幾人もの蔵書家が己の使命を全うした、確固たる形象成す現代の神話である!!!当店本の<帯>が切り取られているのは、とても保たないと判断した蔵書家の無念の涙の流れし痕跡であろうから。 この書を棚に並べるにあたり、絶望書店主人は以下の如き駄文を添えた。 乱歩集の帯に曰く「探偵小説の王者日本一の變態性作家江戸川亂歩の眞に自信ある傑作選集。折りから三伏。妖しき情熱に身も心も熔け盡くる思ひあらん」と。 二十四冊の妖艶なる霊気たるや、一世紀後の今日においていやまさり発熱す!春まだ遠きこの節なるも、噴き出す炎に焦がされ諸氏も身と心を蕩かせ尽くせ!! ・・・と。三伏も早彼方、秋風凍み入る節に至り、電網の果てより舞い込みし便りに発熱いやいや盛り、身は火照るばかりである!謎の通人は月報のコピーまでをも賜りしが、一読するにこの全集の登場がいかほど甚大なる意味を持って当時の読者はもとより編者らまでもを興奮せしめたかが改め識れた!<帯>の激烈なる言葉の奔流は、その沸騰せし想いの一閃の間歇にしか過ぎなかったのだ!! 月報についてはまた追々紹介してゆくが、今回は永劫に開かぬと見えた扉が解き放たれしを祝し、「ルルウ集」の<帯>を披露せん!! 「絶對に出入口なき密室の惨劇。絶對に、絶對に、嗚呼この絶對的不可能の檣を乗越えて青年探訪記者ルレタビイユの活躍。巨匠ルルウの筆は何處まで伸び行くか?」 電網はやはり、求めし秘鑰をことごとく掌にできるヒトの革新であろう哉!?あるいは絶対の、つまりは絶望の存するを決して赦しておかぬ、あの・・・あの・・・ |
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